XF23mm F2 R WRレビュー|作例とF1.4・F2.8との違い。小さくて普通に良いレンズ

XF23mm F2 R WRは、35mm相当の小さな単焦点レンズです。私はXF35mm F1.4より広めで、気軽なスナップ用のレンズが欲しくて買い、X-T4で使ってきました。

結論から言うと、今思っても普通に良いレンズです。AFに問題はなく、写りも開放からそれなりにシャープで、小さくて持ち出しやすい。一方で、私はXF35mm F1.4ほどの感動はなく、画角の近いGR IIIxが手に入ってからは出番が減りました。

この記事では、F2からF8までの作例と、使ってわかったこと、XF23mm F1.4・F2.8との違いをまとめます。※2026年11月7日時点の情報です。作例はすべてX-T4で撮りました。

先に結論:XF23mm F2はこんな人に向いている

内容
良かったことAF/小ささ
無難に良い写り
絞りリング
合わなかったことXF35mm F1.4ほどの
感動はなかった
向いている人35mm相当で
気軽に撮りたい人
向いていない人大きなボケや
感動的な写りを
求める人
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XF23mm F2 R WRの主なスペック

項目内容
焦点距離23mm
(35mm相当)
開放F値F2
重さ180g
大きさ直径60mm
長さ51.9mm
最短撮影距離22cm
フィルター径43mm
防塵防滴あり
(-10℃の耐低温)
発売2016年10月
(ブラック)

出典: 富士フイルムの仕様・製品ページ・CAPA。発売時の値段は62,000円(税別)でした。


作例:F2からF8まで

どれもX-T4で撮った写真です。

F2:開放からそれなりにシャープ

夜の横浜の高層ビルと、緑に光る観覧車を見下ろした写真
F2・1/20秒・ISO 800
雨上がりの庭園と、奥に小さく見える赤い鳥居を撮った写真
F2・1/75秒・ISO 640

開放のF2からそれなりにシャープです。夜や雨の日のような暗い場面でも、明るさを活かして撮れます。

F2.8:寄るとボケも楽しめる

黄緑色の葉に寄って、背景の建物をぼかした写真
F2.8・1/5400秒・ISO 640
三角屋根の建物の上に広がる松林と青空を見上げた写真
F2.8・1/7500秒・ISO 640

F4:逆光の光芒

木の葉の間からのぞく太陽を見上げて撮った写真
F4・1/2900秒・ISO 640

F8:絞るとよりシャープ

穏やかな湖と小さな島、遠くの山を撮った写真
F8・1/3200秒・ISO 640
晴れた日の、木々に囲まれた小道と植え込みを撮った写真(人の顔はぼかしています)
F8・1/640秒・ISO 640

絞ると、遠くまでよりシャープに写ります。風景や街のスナップなら、F5.6〜F8まで絞ると安心です。


使ってわかった良いところ

1. AFは全く問題なかった

X-T4で使っていて、AFに不満を感じたことはありません。富士フイルムは、静かで最速0.05秒の高速AFとしています(X-Pro2・X-T2での値。製品ページ)。

2. 小さくて持ち出しやすい

180gと軽く、小さくて持ち出しやすいレンズです。気軽なスナップ用に買った目的には、ぴったりでした。

3. 絞りリングが使いやすい

絞りリングも使いやすいと感じました。富士フイルムのレンズらしく、リングで絞りを変えられます。

4. 旅行でXF35mmより広く撮れる

旅行で、XF35mm F1.4だけでは狭いかなと思うときに便利でした。53mm相当では入らない建物や街並みも、35mm相当なら無理なく入ります。


割り切りポイント

「感動」を求めるなら、XF35mm F1.4

写りは無難に良いのですが、私はXF35mm F1.4ほどの感動はありませんでした。最終的に出番が多かったのもXF35mm F1.4です。

XF35mm F1.4 R レビュー・作例 XF33mmとの違いも XF35mm F1.4 Rレビュー|作例とAFの音、XF35mm F2・XF33mmとの違い(X-T4)

手ブレ補正は付いていない

製品名にOISがなく、レンズ自体の手ブレ補正はありません。X-M5のようなボディ内手ブレ補正のないカメラでは、夜の手持ちに注意しましょう。


XF23mm F1.4・F2.8との違い

同じ23mmでも、重さと大きさがかなり違います。

F2F1.4F2.8
重さ180g375g90g
長さ51.9mm77.8mm23mm
最短22cm19cm20cm
フィルター43mm58mm39mm

出典: XF23mm F2・XF23mm F1.4・XF23mm F2.8

  • 小ささを最優先するなら: F2.8。半分の90gで、とても薄いレンズです。2025年12月に発売され、X-E5のキットレンズにもなっています(CAPA)
  • 明るさとボケを最優先するなら: F1.4。ただ、重さは約2倍です
  • 明るさと小ささのバランスなら: F2

F2.8とF1.4は私は使っていないので、仕様での比較です。

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XF23mm F1.4は、富士フイルムの冬のキャッシュバック(12月29日まで)の対象です。XF23mm F2は対象に入っていません。

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XF35mm F1.4・GR IIIxと比べて

私の中では、「いちばん好きな写りはXF35mm F1.4」「広めの気軽なスナップはXF23mm F2」という使い分けでした。

ところが、そのあとGR IIIxが手に入りました。40mm相当で画角が近く、もっと小さいので、気軽なスナップはGRに任せるようになり、XF23mm F2の出番は減りました。これは私の場合で、レンズが悪かったわけではありません。ただ、GRのような小さなカメラを別に持つなら、出番が重なることは覚えておくといいと思います。

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合わせるボディは?

私はX-T4で使いましたが、小さなレンズなので、X-M5のような小さなボディとも合います。X-M5と合わせて約535gです。X-M5には写真で効くボディ内手ブレ補正がないので、暗い場所では感度を上げましょう。

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よくある質問

開放は甘い?

私はそう感じませんでした。開放のF2からそれなりにシャープで、絞るとよりシャープになります。

手ブレ補正はある?

製品名にOISがなく、レンズの手ブレ補正はありません。X-T4のようなボディ内手ブレ補正のあるカメラなら、補正が効きます。

フードは付いている?

円形のフードが付属します。別売りの金属製フード「LH-XF35-2」も使えます(製品ページ)。

最短撮影距離は?

撮像素子から22cmです(富士フイルムの仕様)。料理や小物にもかなり寄れます。


まとめ:気軽に撮る35mm相当として、普通に良いレンズ

  • 良かったこと: AF、小ささ、絞りリング、無難に良い写り
  • 割り切り: XF35mm F1.4ほどの感動はない。GRを持つと出番が重なる
  • こんな人に: 35mm相当で気軽に撮りたい人。旅行でXF35mmより広く撮りたい人

今思うと、普通に良いレンズでした。私の場合はGR IIIxが手に入って出番が減りましたが、これから35mm相当の単焦点を1本選ぶなら、十分におすすめできます。

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