カメラの写真をスマホに移すなら、Wi-Fi転送よりSDカードリーダーがおすすめです。私はカメラのWi-Fi転送も使いましたが、JPEGでもものすごく時間がかかりました。SDカードリーダーで直接つなぐと、かなり早く取り込めます。
ただ、カードリーダーは種類が多く、「高速」とうたうものを買っても、つなぐ機器によっては速さを活かしきれません。この記事では、iPhone 15 ProとMacで使っている私の取り込み方と、選び方、おすすめのカードリーダーをまとめました。
※2026年11月6日時点の情報です。速さの話は私の体感で、時間を測ったものではありません。仕様は各メーカーのページで確かめた範囲で書いています。
先に結論:使い方別のおすすめ
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| iPhoneとMacの両方で 迷ったら | バッファロー BSCR515 |
| 純正がいい | Apple USB-C – SD カードリーダー |
| iPhoneに付けて使いたい | Anker MagGo カードリーダー |
| UHS-Iのカードで 安く済ませたい | Anker USB-C 2-in-1 |
| LightningのiPhone | エレコムの Lightning接続モデル |
買う前に見るのは、iPhoneの端子(USB-CかLightningか)と、iPhoneがProかどうかです。Pro以外のiPhoneは端子の速さが上限になるので、いちばん速いものを選ぶ必要はありません。
SDカードリーダーの選び方
1. 端子:USB-CかLightningか
つなぐ機器の端子に合わせます。iPhone 15以降とUSB-CのMacなら、USB-Cのものを選びましょう。古いMacやパソコンでも使うなら、USB-Aも付いたものが便利です。LightningのiPhoneには、Lightning接続のものが必要です。
2. カードの規格:UHS-IかUHS-IIか
UHS-IIのカードの速さを活かすには、UHS-II対応のリーダーが必要です。UHS-Iのカードしか使わないなら、UHS-Iのリーダーでも困りません。自分のカメラに必要なカードは、こちらの記事で確かめられます。
3. つなぐ機器の速さ:iPhoneはここに注意
リーダーとカードが速くても、つなぐ機器の端子より速くはなりません。iPhoneは、機種によって端子の速さが大きく違います。
| iPhone | USB-Cの最大の速さ |
|---|---|
| iPhone 17 | USB 2 (480Mb/s) |
| iPhone 15 Pro〜 18 Pro、iPhone Duo | USB 3 (10Gb/s) |
出典: iPhone 17の仕様・iPhone 18 Proの仕様・Appleサポート
480Mb/sは、計算すると毎秒60MBです。Appleが10Gb/s対応と案内しているのは、上の表のProとDuoのモデルです。それ以外のiPhoneなら、UHS-IIの速さは活かしきれないので、値段や使いやすさで選んでかまいません。
また、ケーブルでつなぐときは、ケーブルの速さも見ましょう。iPhoneに付属のUSB-Cケーブルは、USB 2の速さです。10Gb/sを出すには、10Gb/sに対応したUSB 3のケーブルが必要です。
おすすめのSDカードリーダー
私が使っているのは、かなり前に買ったUGREENのカードリーダーです。少し熱くなることはありますが、長く使って特に問題はありません。ただ型番が分からないモデルなので、ここでは今買えるものを、メーカーの情報をもとに選びました。
迷ったら:バッファロー BSCR515
- USB-C接続で、SDとmicroSDの2スロット
- UHS-II対応(312MB/sは理論値)で、USBは最大5Gbps(規格値)
- iPhone・iPadへの対応も公式に書かれている
日本のメーカーで、仕様がはっきり書かれているので、迷ったらこれがおすすめです(バッファロー公式)。
UGREENの新しいモデル:SD 4.0 UHS-II
Amazonの商品ページでは、UHS-II対応と案内されています。私も古いモデルを長く使ってきたメーカーです。対応するカードと機器は、買う前に商品ページで確かめてください。
純正がいいなら:Apple USB-C – SDカードリーダー
USB-CのMac・iPad・iPhoneに、UHS-IIの速さで写真や動画を取り込めるとAppleが案内している純正品です(Apple公式)。SDカード専用なので、microSDも使うなら別のものを選びましょう。
iPhoneに付けて使うなら:Anker MagGo カードリーダー
iPhone 15以降のUSB-Cに対応したカードリーダーで、マグネットでiPhoneの背面に付けて使えます。ケーブルが本体と一体なので、持ち歩くケーブルが増えません。USB-Cのポートから充電もできます(Anker公式)。外で取り込むことが多いなら候補です。
安く済ませるなら:Anker USB-C 2-in-1
USB-Cでつなぐ、SDとmicroSDのカードリーダーです。UHS-IIのカードの速さは活かせないので、UHS-Iのカードを使っている人か、Pro以外のiPhoneで使う人に向いています。
LightningのiPhoneなら:エレコムの Lightning接続モデル
「Made for iPhone/iPad」のライセンスを取ったモデルで、SDとmicroSDを読めます。USB-Cの変換アダプターも付いています(エレコム公式)。
ただ、メーカーのページでRAWの扱いの記載は見つけられませんでした。RAWを取り込みたい人は、買う前にメーカーに確かめてください。Lightningのリーダーは無名のメーカーのものも多いですが、対応の表記を確かめられないものは、ここではすすめません。
SDカードリーダーの使い方
iPhoneの写真アプリに取り込む
いちばん簡単な方法です。Appleの案内の流れは次のとおりです(画面の名前はiOSによって変わることがあります。Appleサポート)。
- SDカードをリーダーに入れて、iPhoneにつなぐ
- 写真アプリを開いて、「読み込む」を選ぶ
- 取り込む写真を選ぶ(全部でも、一部でも)
- 終わったら、カードの写真を残すか消すかを選んで、リーダーを外す
Lightroomモバイルに直接取り込む(私の方法)
私はRAWで撮って現像するので、写真アプリは使わず、Lightroomモバイルを開いて、RAWだけを直接取り込んでいました。カメラロールを経由しないので、写真アプリに余計なコピーが増えません(Impress Watch)。
大事なのは、現像するものだけを選んで取り込むことです。全部入れるとiPhoneの容量を圧迫しますし、枚数が多いと、直接つないでもそれなりに時間がかかります。この点はMacに取り込むときも同じだと思います。
Macにつないで、全部を保存する(私の方法)
カードが溜まってきたら、Macにつないで全体のデータをバックアップします。私は、Amazon PhotosのMacアプリからアップロードしていました。写真の保存の条件は変わることがあるので、使う前にAmazonの案内を確かめてください。
iPhoneには現像するものだけ、全体はMacからクラウドへ、と分けると、iPhoneの容量を気にせずに済みます。
SDカードリーダーが認識しないとき
次の順番で確かめましょう。
- カードをいったん抜いて、奥まで入れ直す
- リーダーをiPhoneから外して、つなぎ直す
- iPhoneの「ファイル」アプリで、カードが見えるか確かめる
- iPhoneの空き容量が足りているか確かめる
- 別のカードや、Macで読めるか試して、カードとリーダーのどちらの問題か切り分ける
よくある質問
カメラのWi-Fi転送と、どちらがいい?
枚数が多いなら、カードリーダーがおすすめです。私の体感では、Wi-Fi転送はJPEGでもものすごく時間がかかりました。カードリーダーならRAWも取り込めて、かなり早く終わります。
UHS-II対応のリーダーは必要?
UHS-IIのカードを使っていて、MacやパソコンかProのiPhoneでつなぐなら、選ぶ意味があります。UHS-Iのカードだけなら、なくても困りません。
microSDも読める?
製品によります。この記事の中では、バッファロー、Anker 2-in-1、エレコムのモデルはmicroSDも読めます。Appleの純正はSD専用です。
Androidでも使える?
USB-Cのスマホで使える製品もありますが、機種とアプリによって違います。買う前に、製品の対応機種を確かめてください。
まとめ
- Wi-Fi転送より直接接続: カメラの写真をスマホに移すなら、カードリーダーが早い
- 迷ったら: バッファロー BSCR515
- Pro以外のiPhoneなら: 端子の速さが上限になるので、値段や使いやすさで選ぶ
- 取り込み方: iPhoneには現像するものだけ、全体はMacからバックアップ
カードリーダーやSDカードは、セールで値引きされることもあります。去年のブラックフライデーでは、サンディスクのカードが値引きされました。
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