デジタル全盛の時代に、なぜフィルムカメラなのか?
1998年生まれの新進気鋭の写真家、石田真澄さん。その作品が雑誌や広告の世界で静かな旋風を巻き起こしています。デジタル一眼レフやミラーレスカメラが主流の今、あえてフィルムカメラを選ぶ石田さん。
石田さんが愛用するフィルムカメラの機種やレンズをまとめて紹介します。デジタルでは表現できない、フィルムならではの魅力に迫ります。若手写真家の頂点を目指す石田さんの、こだわりの道具たちをのぞいてみましょう。
石田真澄さんの使用カメラ・フィルム
FUJIFILM 写ルンです
石田さんがカメラを始めたきっかけは中学生の時に両親にLUMIXのデジカメを買ってもらったのがきっかけだそうです。
その後高校生の時に海外に行く機会に富士フイルムの写ルンですを持っていったことからフィルムカメラの魅力にはまっていったようです。
FUJIFILM KLASSE
いろいろなフィルムカメラを使うようになって今でも使用されているのが富士フイルムのクラッセというカメラです。
クラッセは35mmフィルムのレンズシャッターカメラです。
単焦点レンズ一体型のコンパクトカメラで重量も265gと軽量です。
クラッセには初代とSとWがありますがこれはレンズの焦点距離の違いで、初代とSが38mmの標準画角、Wが28mmでワイドな画角になっています。
操作が簡単でフィルムカメラ初心者にもおすすめです。
CONTAX G2
石田さんの作品にはハレーションが起こっているような写真も多くありますが、その光の感じをきれいに出すことができるCONTAX G2も愛用されているそうです。
CONTAX G2は1996年に京セラが発売したレンズ交換式のレンジファインダーカメラです。
Gマウントなのですが、ツァイスのレンズを使用できるため現在でも人気が高いです。
Biogon 28mmのようなCONTAX Gシリーズの中でも最高傑作と言われる神レンズもあります。
Oympus μ ZOOM
オリンパスのミューズームは石田さんのインスタグラムに登場しており使用されていると思われます。
名前の通りズームレンズを搭載したコンパクトカメラです。
ミューズームはシリーズでたくさん型番があるのでどれかは厳密にはわかりませんでした。
FUJIFILM PRO400H
使用しているフィルムは色々使ってきた中で富士フイルムのPRO400Hに落ち着いたそうです。
きれいな粒状を出すことができてハイライトからシャドーまで滑らかな表現になるのが特徴です。
FUJIFILM 写ルンです 防水タイプ
石田さんの作品の中には水中で撮られたものも多くありますが、そういったときには写ルンですの防水タイプを使用されているそうです。
水深10mmまでの防水に対応しています。
instax SQUARE
タイアップで富士フイルムのinstax SQUAREも使用されています。
インスタグラムにはinstax WIDEの写真も投稿されていました。
石田真澄さんの写真集
石田真澄さんはこれまでに2冊の写真集を出版されています。